真性包茎の弊害~パートナーの膣炎を招く可能性がある

真性包茎のさまざまな弊害について

真性包茎は見た目が悪いだけだと考えている人もいるかもしれません。しかし、見た目以外にもさまざまな弊害があることを知っておきましょう。若いうちは新陳代謝が良いですし、免疫力も高いので真性包茎の弊害は少ないかもしれません。

ですが、40代~50代になると真性包茎による弊害が大きくなります。不衛生な状態なので自身の皮膚疾患などのリスクもありますし、パートナーの膣炎を引き起こす可能性もあります。真性包茎と膣炎などの性病には深い関係があることが分かっています。

そのままにしておくといろいろな病気の原因になりますが、包茎手術などを受けることにより、病気の感染リスクが下がるという結果が出ているのです。膣炎などの性病は健康な皮膚から感染してしまうことはほとんどなく、粘膜から感染することが分かっています。真性包茎の状態は炎症を起こしやすい状態と言えるため、膣炎の原因となる細菌が侵入しやすい状態です。

真性包茎が引き起こす病気

一般的に健康な亀頭部分は厚い皮膚で保護されており、細菌の侵入などを防いでいます。しかし、真性包茎だと亀頭部はしっかりと保護されていません。薄い皮膜によって亀頭粘膜を保護している状態であり、常に亀頭周辺が湿潤傾向にあるので細菌の影響を受けやすいということです。

細菌が侵入することで不衛生な状態となりますし、パートナーの膣炎などのリスクがアップしてしまいます。包皮内板も外側の皮膚と比較して薄くて弱いですし、性行為などの刺激によってすぐに損傷してしまいます。ちょっとした刺激でもダメージを受けてしまうため、性病の原因となる細菌の影響を受けやすいのです。

真性包茎にはこのような要因があるため、パートナーの膣炎には注意が必要です。基本的には二次性徴を終える頃に亀頭部が露出されるようになりますが、この時期を過ぎても亀頭が皮を被っている人もいます。その場合は状態が変わることはありませんし、治すためには手術を受けなくてはなりません。

まとめ

真性包茎だと皮の中に常に亀頭が隠れている状態になります。包皮口が狭すぎることや亀頭と包皮がくっついていることが原因とされています。真性包茎は見た目が良くないことはもちろん、放置しておくとさまざまな弊害があることも分かっています。亀頭包皮炎が慢性化してしまうことがありますし、自身やパートナーの病気を引き起こすこともあるので注意しましょう。亀頭と包皮の癒着が起こってしまうこともありますし、正常な性行為も難しいので早めに手術をすることが大切です。

真性包茎の弊害~EDになる

真性包茎の物理的弊害

勃起していなくても包皮が被さったままの状態のことを真性包茎といいます。原因としては、包皮の先端が狭かったり包皮が亀頭と癒着しているといったことが挙げられます。
真性包茎では、ペニスが小さく見えるなどの外見上の問題や、亀頭に包皮が被さったままの為清潔にしにくいことから臭いや炎症が起こりやすいといった問題があります。炎症がひどくなり包皮炎に進むと、真性包茎が悪化したり稀に射精や排尿に影響が出る場合があるので注意が必要です。また、真性包茎はEDにもなりやすいと言われています。
真性包茎の方がEDになってしまう物理的な弊害として、挿入が思ったようにできないことや性交時の痛み、避妊具がずれるなどが原因で性行為が途中で中断してしまうことです。清潔に保てないことで臭いが発生し、パートナーを不快にさせてしまう場合も物理的弊害となってしまいます。この場合は、勃起機能に問題があるわけではないので勃起を促すED治療の効果は期待できない為、多くの場合手術が選択肢に挙げられます。

真性包茎の心理的弊害

真性包茎でEDとなる原因の一つとして心理的弊害もあります。自分のペニスの小ささや短さがコンプレックスとなっている場合は、恥ずかしさや女性を満足させられないのではといった不安からEDになってしまいます。また、包茎がバレてしまわないか、清潔にしにくいことからくる臭いで嫌われるのではなどの不安も原因に挙げられます。
この場合は、ED治療薬やサプリメントなどが効果を発揮します。ED治療薬などで血流を良くすることで勃起しやすくなり、性器が硬くなることで自信につながります。
ただ、真性包茎の方がED治療薬を使う場合は少し注意が必要です。ED治療薬には、薬によっては硬さと持続性が強く出るものもあります。その場合、勃起によって大きくなった陰茎が包皮を圧迫し、トラブルが起こる可能性があります。そのため、真性包茎の方はむやみやたらにED治療薬の使用をすることは控えることや医師の指示や用法を守って使うことが大切になります。

まとめ

真性包茎でEDとなってしまう原因として、ペニスの形状で性行為に支障がでる物理的弊害やペニスの悩みからくる心理的弊害があります。それぞれ対処法が違うので、自分に合った方法を選ぶことが大切になります。

ED治療薬を使う場合は注意が必要なケースもあるので、安心のためにも医療機関に相談してから使用することをおすすめします。そうすることで、よりストレスなくパートナーとの性生活を充実させることができるでしょう。

真性包茎の弊害~陰茎の発育不全

真性包茎のタイプによる弊害

真性包茎は亀頭が全く露出しない状態です。衛生面の弊害があるだけでなく、機能的弊害もあるので手術が必要になることが多いでしょう。一言に真性包茎といってもいくつかのタイプがあります。まずは亀頭と包皮内板の一部が癒着しており、亀頭を露出できないタイプです。一般的には体の成長とともに癒着は解除されますが、癒着が十分に解除されないと真性包茎になることがあります。

この場合はまず、癒着を治してから手術を行うということです。真性包茎には包皮口か非常に狭くなっているため、亀頭を露出できないタイプもあります。包皮口は通常なら成長の過程で押し広げられますが、場合によってはほとんど広げられないこともあるのです。

このような真性包茎の場合、口を広げて一時的に亀頭を露出できるようにし、皮膚を切除する手術を行います。真性包茎にはさらに口が狭いピンホール型というものもあります。この場合は尿をぎりぎり排泄できる程度の穴しか開いていないため、早めの対処が必要となります。

真性包茎による発育不全

真性包茎の弊害としてはまず、亀頭包皮炎のリスクが高いということが挙げられます。真性包茎は包皮内板や亀頭が弱く、細菌が繁殖しやすい状態です。そのためほとんどの人は慢性的な亀頭包皮炎を患っていると考えられます。また、垢が長く蓄積して石灰化することにより、包皮や亀頭を傷つけてしまうこともあります。性病のリスクが高まることも真性包茎の弊害の一つです。

包皮内板がウイルスや細菌の影響を受けやすいですし、慢性的な炎症を生じることで性病の感染しやすくなるということです。ペニスの発育不全も真性包茎の弊害の一つです。一般的にはペニスも体と共に成長しますが、真性包茎の状態では陰茎の発育を妨げることがあります。

特に亀頭の発育を阻害する傾向にあるため、ペニスの見た目が悪くなってしまうということです。包茎ではない人と比べ、成人まで包茎だった人は一般的に亀頭が小さく、先細り傾向にあると言われています。

まとめ

真性包茎は仮性包茎とは異なり、常に亀頭が全く出てこない状態です。この状態は見た目が悪かったり衛生面を保ちにくいだけでなく、健康上の弊害も大きいとされています。ペニスの発育不全に繋がることもあるため、高校生以上で心配になった場合は早めに手術を受けた方が良いでしょう。

ちなみに、真性包茎でも20代など若いうちはあまり気にならないという人もいます。しかし、年齢を重ねるごとに病気のリスクが高まるので注意が必要です。

真性包茎の弊害~精神的なダメージ

真性包茎によるコンプレックス

真性包茎には衛生的ではないなどの身体的な問題がありますが、精神的な弊害もあることを忘れてはいけません。日頃は衣服を着用しているので分かりませんが、温泉などに入る際には見た目の問題を感じるでしょう。隠すために股間をタオルで隠し続けるのも不自然ですし、友人などと一緒に旅行に行くのにも抵抗を感じるようになります。

このようなコンプレックスは一時的なものだと思われがちですが、宿泊を伴う旅行などをすべて拒否しているうちに内向的な性格になってしまったり、周囲からも誘われることがなくなるなどの二次的な問題につながります。人間はコンプレックスを無意識に隠そうとすることで、精神を守りますが、守ることで周囲から浮いてしまうということです。

弊害としては大きく、現実の行動にも作用していることが分かります。中には過剰に反応してしまい、自分はそうではないが他の人を真性包茎ではないかなどの噂を立てて信頼を落とす人までいます。

真性包茎で自分に自信が持てない

真性包茎の弊害として、自分自身に自信が持てないということも上げられます。常に自分は真性包茎だという強い思いがあるために起こる弊害で、自信の喪失から人と積極的に話せなくなったり、特に異性に対してどのように対応したらいいか分からないという人が多いです。

決して真性包茎だから女性からの受けが悪いということではないのですが、日々の生活の中で自分がマイナスに思い込んでいることに、さらに理由付けしてしまうというのが大きな弊害です。自分に対する肯定感も低くなり、こんな状態だから仕方がないと負のスパイラルに陥ってしまう人も少なくありません。

入浴の際だけでなく、トイレに行くたびに意識してしまい、性格まで暗くなることも多いです。体の問題が精神的な問題につながり、さらにその問題が大きくなっていくというのが特徴です。友人などに相談しにくいというのも、問題を大きくしている一因で、一人で抱え込んでいる人が多いことが分かります。

まとめ

真性包茎というのは決して体だけの問題ではありません。コンプレックスを感じて、旅行などの人付き合いが悪くなってしまったり、自信が持てなくなってしまうからです。特にこの問題は人に相談できないという点で一人で問題を抱え込みやすく、負のスパイラルに陥ってしまう人が多いです。自然に治るということがないので、何年も悩み続けている人もいるでしょう。性格が暗くなってしまったり、内向的になるなど人生を楽しめなくなる人もいます。